勝訴判決の旗出しを見るまで死ねない

たちの裁判も4月25日についに結審の日を迎えました。この日は全体で450人こえる仲間と原告が集まり、昼に地裁前、厚生労働省、国土交通省前にて集会を行いました。

午後の法廷では、原告二人と弁護団による最終意見陳述が約1時間にわたって行われました。最初に千葉原告で、遺族の飯島さんから、幼い子供二人を残し胸膜中皮腫で亡くなった夫の苦しみと辛い看病の日々、生活を支えるための苦労が涙をこらえながら語られ、法廷の中は、傍聴者のすすり泣く声で包まれました。

そして宮島原告団長が、全原告を代表して裁判官へ、「私は肺がんを手術した身で、もう82歳を過ぎました。いつ生命が果てるかもわかりません。しかし、私は、この間、妻に口癖のように言っていることがあります。『東京地裁の門前で、勝訴判決の旗出しを見るまでは死ねない』というのが私の本音です。今の正直な気持ちを言うなら、勝訴判決の旗出しを見たら、私はもういつ死んでも良いと思っています」「正義を貫く公正な判決を頂きたい」と陳述を締めくくり、決意を裁判所に示しました。

弁護団からは、石綿被害が建築業に集中している要因、国の責任、被告メーカーらの責任、悲惨で深刻な石綿被害について語られました。

そして、判決は弁護団と原告の強い要請もあり、判決の言い渡しは9月26日(水)午後3:00に指定されました。