太平洋セメント・ニチアス不当対応、リクシル「判決後には誠実に対応する」

8月8日被告企業要請行動として下記の7社に対して要請しました。

しかしながら住友大阪セメント・エーアンドエーマテリアル・吉野石膏・太平洋セメント・ニチアスの5社は、不当にも私たちの要請を拒否し、当日猛暑のなか足を運んで要請のお願いをした原告に対して門前ばらいしました。

特に、太平洋セメント・ニチアスの両社はわざわざ私たちの訪問に対応するために警備員を雇い、敷地内には一歩もいれない構えで対処するなど、被害の実態に向き合おうとしない不遜な態度を明確に示しました。

この2社に対しては、ただちに社前での抗議行動を実施しました。

一方リクシル・旭硝子の2社は、私たちの要請に応じ原告の声にも耳を傾けました。リクシル側は「判決後には誠実に対応したい」との答弁をしました。

原告の訴えに、吉野石膏は話を聞くだけ

交渉は、原告4人(いずれも遺族)を含む20人が参加し、有楽町の貸会議室で行ないました。会社側は総務課長他3人が対応。  冒頭、会社側が「30分でお願いしたい」と発言、参加者から「午後7時と非常識な時間に呼びつけ、わずか30分とは絶対に容認できない」と怒声が飛びました。原告からの訴えをふまえ、数度にわたり要請している早期全面解決には無回答、「被害者のみなさんが大変な思いをしているのは個人的には認識しているが、今日はお話をうけたまわるだけ」と答えるのみでした。  総務課長に対し「あなた自身が被害にどう向き合うのかを問いたい。個人的でも原告を前にして謝罪をしてもらいたい」とくり返し迫ったにもかかわらず、ついに謝罪はなく次回交渉を近日中に行なうことを確認し終了しました。

クボタは交渉に応じよ 関西と泉南の仲間と詰めよる

月25日、大阪では首都圏アスベスト訴訟の原告・弁護団と組合、そして関西アスベスト訴訟と泉南アスベスト国家賠償訴訟の原告・弁護団がクボタの本社前に集結し、要請行動と抗議集会を行ないました。  企業門前には130人を超える仲間を前に、原告・遺族・弁護団がマイクをにぎりクボタに「謝罪と補償」を要求。当日の不当判決への怒りの声をあげるとともに、関西の原告は最後までたたかうと意思統一、午後3時から2時間にわたり、クボタ本社を取り囲み抗議しました。 この行動には、京都建労の仲間をはじめとする全建総連関西地協の仲間も支援。「アスベスト製造企業は、被災者に謝罪せよ」のシュプレヒコールを響かせました。  しかし、クボタは「原告の命あるうちの解決を」と交渉を求める私たちに「担当者が不在」「今日の要請は受けられない」などの答弁をくり返しました。  東京地裁の判決勝利へ、国と企業の責任を追及し、被害者救済を求める運動をいっそう全国で盛りあげていく契機となる行動になりました。

横浜地裁が不当判決

首都圏建設アスベスト訴訟横浜地裁前判決日行動 ←当日の様子をクリック

5月25日午後1時40分、「不当判決」の旗が2人の弁護士によってかざされると、横浜地方裁判所前に集まった約1000(東京土建236)人の仲間、支援者から怒り、おどろき、くやしさのどよめきが起こりました。仲間たちは、ただちに不当判決糾弾の集会を開き、「こんな不当な判決に負けてたまるか、9月の東京地裁では必ず勝訴をかちとり、アスベスト全面救済をかちとるぞ」と決意を新たにしました。

首都圏建設アスベスト訴訟統一本部は、初めて判決が出る5月25日朝7時45分から横浜地方裁判所周辺宣伝を行ない、12時から集会を開催しました。  巻田統一本部長(東京土建委員長)、内藤全建総連神奈川県連会長、小野寺統一弁護団長、西村神奈川弁護団長、宮島統一原告団長、平田神奈川原告団長が、あいついで「公正な判決をかちとり、国と製造企業の共同責任でアスベスト被害救済を」と、訴訟の意義を明らかにし、支援を訴えました。  12時50分に大きな拍手で原告・弁護団を法廷に送り、各組合からの決意表明、支援の各団体から連帯と激励のあいさつをうけながら「旗出し」を待ちました。  しかし、1時40分に「不当判決」の旗出し。参加者から「エーッ」、「どうして」の悲鳴があがり、涙する仲間も少なくありませんでしたが、「不当判決は許さないぞ」、「国と製造企業は被害者に謝罪せよ」、「東京地裁で勝利判決をかちとるぞ」と抗議の集会シュプレヒコールを行ない、島崎弁護士から判決内容の要旨の報告をうけました。  「気を落とさず、これまで以上に運動を強めて、必ず東京地裁では勝たなくては」。江東支部の原告寶田幸男さんの唇をかみしめながら語った決意は、参加者みんなのものでした。

長い裁判闘争が結審、報告集会開催

4月25日の午後、星陵会館で結審集会をおこないました。主催者を代表して才田副本部長(埼玉土建)は「日本は諸外国に比べてアスベスト代替化に30年遅れた。危険性を知りながら放置してきた。提訴からのこの4年間にも多くの仲間が無念の死を迎えた。我々は提訴した仲間ばかりでなく、建設労働者500万人を代表してたたかっている。  本日、東京地裁で結審となり、運動もツメの段階に入っている。388人の原告が一人残らず勝利するようにがんばろう」と力を込めて訴えました。

来賓からはまず国会議員が挨拶。「かつてトンネル現場で働く技術者だった。当時、アスベストは『夢の建材』などといわれていた。国際的には1959年にアスベストの危険性は立件されていた。国の責任は明白。これまでも法改正などに努力し、労災認定を受けやすくするなど国会で尽力してきたが、今後もみなさんと連帯してたたかう」(自民党・佐田玄一郎議員)、「泉州で育った。地域で医者になっている友人からガンや中皮腫で亡くなる患者の話を聞き、早くからアスベスト問題を国会で取上げてきた。解決のために頑張る」(共産党・宮本岳志議員)など、10名の国会議員が口々に建設アスベスト闘争への連帯を表明しました。

参加した国会議員と秘書は下記の通りです。

■集会参加議員
橋下勉(民主)・谷博之(民主)・初鹿明博(民主)・吉川政重(民主)・佐田玄一郎(自民)・宮本岳志(共産)・田村智子(共産)・服部良一(社民)・吉田忠智(社民)・阿部知子(社民) 以上10人

■秘書参加議員
松崎公昭(民主)・櫛渕万理(民主)・石毛鍈子(民主)・田中和徳(自民)・井上信治(自民)・田島一成(民主)・加藤修一(公明)・穀田恵二(共産)
■メッセージ
本村賢太郎(民主)・牧山弘恵(民主)・中津川ひろさと(民主)・工藤仁美(民主)・塩川哲也(共産)・志位和夫(共産)・市田忠義(共産)

つづいて、全建総連、全国石綿連、東京に続いて立ち上がった北海道、京都、大阪、福岡の建設アスベスト訴訟原告団などから挨拶を受けました。

最後に清水事務局長(東京土建)から行動提起がありました。①街頭宣伝を強め、「構成判決要請署名」を大きく積み上げる、②早期解決を保証する200万署名への国会議員の賛同者を過半数に広げる、③被告企業要請行動を強める、④5.25横浜判決日行動を1000人規模の動員で大きく成功させるという内容です。

白田副本部長(神奈川土建)が読み上げる「『原告の命あるうちの解決を』横浜・東京の連続勝利判決で切り開こう」を集会参加者全員の拍手で確認、法廷で意見陳述をした遺族、飯島由美子さんの渾身の訴えを思い出しこみ上げてくるものを抑えきれずに閉会挨拶をおこなった巻田本部長の団結ガンバローで集会を終えました。

勝訴判決の旗出しを見るまで死ねない

たちの裁判も4月25日についに結審の日を迎えました。この日は全体で450人こえる仲間と原告が集まり、昼に地裁前、厚生労働省、国土交通省前にて集会を行いました。

午後の法廷では、原告二人と弁護団による最終意見陳述が約1時間にわたって行われました。最初に千葉原告で、遺族の飯島さんから、幼い子供二人を残し胸膜中皮腫で亡くなった夫の苦しみと辛い看病の日々、生活を支えるための苦労が涙をこらえながら語られ、法廷の中は、傍聴者のすすり泣く声で包まれました。

そして宮島原告団長が、全原告を代表して裁判官へ、「私は肺がんを手術した身で、もう82歳を過ぎました。いつ生命が果てるかもわかりません。しかし、私は、この間、妻に口癖のように言っていることがあります。『東京地裁の門前で、勝訴判決の旗出しを見るまでは死ねない』というのが私の本音です。今の正直な気持ちを言うなら、勝訴判決の旗出しを見たら、私はもういつ死んでも良いと思っています」「正義を貫く公正な判決を頂きたい」と陳述を締めくくり、決意を裁判所に示しました。

弁護団からは、石綿被害が建築業に集中している要因、国の責任、被告メーカーらの責任、悲惨で深刻な石綿被害について語られました。

そして、判決は弁護団と原告の強い要請もあり、判決の言い渡しは9月26日(水)午後3:00に指定されました。

駅頭宣伝 小さな子供連れが署名

春一番が吹いてきた3月22日、新宿駅西口にて、3回目となる原告団だけの署名・宣伝行動を行いました。当日は約50人が参加し、新たに著名人を記載したリーフレットとティッシュ2,000枚を配布し、行きかう人たちに訴えました。また、署名も450筆があつまり、市民の関心の高さも伺い知ることのできた行動になりました。

午後1時の新宿駅前は、比較的暖かく、原告団の声掛けに立ち止まってくれる人もたくさんおり、リーフレットを受け取る人たちから「アスベストってまだ続いているんですね。頑張ってください」の一言に非常に勇気づけられました。

4月・5月は、行動強化月間として、泉南アスベスト行動の連帯、アスベスト被告企業に対する要請行動、さらには賛同国会議員行動や地方議会への意見書採択に向けた諸行動をとりくみます。また、地域での駅頭宣伝をいっそう強化し、世論の輪を広げていく活動が重要です。

全国のみなさんの協力のもと100万筆を達成

建設従事者のアスベスト被害が広がる中、昨年は京都・大阪・九州・北海道でも建設アスベスト裁判が提訴され、全国の建設の仲間が闘いに立ち上がりました。

この闘いの先陣をきっている私たち首都圏の裁判を支援すべく、全建総連を通じ全国の組合の仲間が「公正判決署名」 のとりくみをはたらきかけ、結果およそ40万を超える署名が寄せられました。

3月2日に行われた拡大統一本部会議の席上で、100万筆到達の報告がされ、全国の仲間みなさまに感謝を述べるとともに、4~5月を結審・判決の運動強化月間と位置づけ、さらなる闘いを展開することが確認されました。

公正判決署名提出

裁判所に公正判決署名を提出

 いよいよ結審の大詰めを迎えている裁判所に、被害者の救済と補償を求める「公正判決署名」の提出行動を2月28日に行いました。この日は、この間集約されたおよそ半分の53万筆(段ボールにしておよそ60箱)を提出し、民事41部の担当書記官に目録を渡すとともに、原告の被害救済を切に願う気持ちを伝えました。

担当書記官は、「私はこれまで数々の大型事件も担当してきましたが、こんな大量な署名が寄せられたのは、はじめてだし、これまでに聞いたこともない」と感想をもらし、「しばらくは書記官室のカウンターの壁に積み上げておきます、担当裁判官も頻繁に出入りする場所なので、否応なしにみなさんが集めたこの署名を目にすることになると思います」と応対しました。